7月1日(金)14時から健康ライフプラザにて、「がんをよく知るための講座」を開催いたしました。

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今回は、「膀胱がん~低侵襲治療、尿路変向から再発予防まで」と題し西神戸医療センター泌尿器科部長 伊藤哲之先生にご講演いただきました。
伊藤哲之先生のプロフィールはこちら(西神戸医療センター医師紹介ページ)

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膀胱がんは、男女ともに60歳以降に増加し、男性の患者数は女性の患者数の4倍です。初期の症状は痛みのない目で見てわかる血尿で、8割の方が血尿によってがんが見つかっています。喫煙者は非喫煙者に比べ2~3倍なりやすいといわれています。

膀胱がんかどうかは、膀胱鏡検査、尿細胞診、レントゲン造影検査、超音波検査、骨盤MRI検査などで調べます。確定診断のためには、内視鏡を使って病変部の組織を採取する膀胱粘膜生検をおこないます。

病期は、腫瘍の広がり方、リンパ節やほかの臓器への転移の有無によって6段階に分類されます。治療法は、病期や表在性がん、上皮内がん、浸潤性がん、転移がんかどうかで変わります。

治療は、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)が基本となりますが、膀胱全摘が必要となる場合もあります。膀胱を全摘しても、ライフスタイルに合わせた排尿の方法を、尿路変向の手術法によって選ぶことが可能です。

がんが転移した場合は、抗がん剤を使う必要があります。最近は免疫チェックポイント阻害薬が注目されており、臨床治験が始まっているので、未来は明るいとお話がありました。

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西神戸医療センターは国指定の「地域がん診療連携拠点病院」です。がんで治療を受けている患者さんご本人やそのご家族、一般の方からがんに関する相談を受ける「がん支援総合センター」が設置されています。お困りのことがあれば、ご利用くださいとのことでした。

「がん相談支援センター(西神戸医療センター)ご案内チラシ」

膀胱がんについてのセミナーなどは、あまり開催されていないようで、神崎郡や多可郡などからもご参加いただきました。遠方からのご参加、ありがとうございました。伊藤先生も膀胱がんについての講演の依頼は珍しいですと仰っておられました。

今回の伊藤先生のご講演の内容をまとめた記事が、神戸新聞に掲載される予定です。