第538回土曜健康科学セミナーを、10月14日(土)13時半から健康ライフプラザ5階で、開催いたしました。

今回は、「加齢と聞こえ」と題し、神戸大学医学部附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 特命教授 柿木 章伸先生にご講演いただきました。

音は、外耳、中耳、内耳を通って蝸牛で電気信号に変えられ、聴神経を通して脳に伝えられる。加齢による耳の聞こえの変化は避けられないが、その状態は個人により異なる。耳には細い血管が多くあり、生活習慣病などで動脈硬化が進むと聞こえにも影響するため、生活習慣病の予防は耳にとっても大事である。
聞こえが悪くなってきた場合、補聴器の使用をすすめる。最近の補聴器は、各種の雑音の対策処理等も行われており、昔と比べてずいぶん使いやすくなっている。補聴器をつけましょうと言うと嫌がる方が多いが、使い始めは常につけてこまめに調整をしてもらい、補聴器を通して聞こえる音に慣れることが大切。
認知症の方に補聴器を常時つけていただくことで、進行を予防できる可能性も期待できる。耳の聞こえが気になる場合は、まず耳鼻科医に相談してほしい。


たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございます。

次回は、10月28日(土)13時半から開催いたします。テーマは、「関節リウマチ診療の進歩」、講師は神戸大学大学院医学研究科 免疫内科学部門 准教授 森信 暁雄氏です。