協会BLOG

まなぶ会の様子です

11月5日(水)16時から健診センター5階多目的室で、「第41回まなぶ会」を行いました。
「まなぶ会」は、兵庫県予防医学協会職員の有志の勉強会です。
今回は「風疹の最新情報」をテーマに、デンカ生研株式会社 前側 恒男氏にお話しいただきました。

風疹は風疹ウイルスによっておこる感染症です。感染者の咳やくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれるウィルスが、口や鼻の粘膜に直接触れて感染する飛沫感染が主な経路です。
妊娠早期の妊婦が風疹に感染すると、出生児に先天性風疹症候群(3大症状:先天性心疾患、難聴、白内障)が発症することがあります。
感染を拡大させないためには、社会全体の抗体保有率を高めることが重要です。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性は、予防接種法に基づく定期接種を受ける機会がなかったため、抗体保有率が他の年代に比べ低くなっています。
そのため国は風疹に関する追加的対策として、本年度より3年間、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、まず抗体検査を受けることとし、全国で原則無料で実施しています。抗体検査の結果、抗体価の低い方には、定期接種も原則無料で実施しています。
これらの基本的な内容の他、定期接種が推奨される抗体価などについても、詳しくお話しいただきました。

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