調査研究事業のご案内 | 兵庫県予防医学協会

臨床研究の告知

公益財団法人兵庫県予防医学協会は、当協会が実施する各種健康診断（検診）及び検査の結果等を用い県民の健康の保持増進の推進を目的に調査研究を行っています。これらの調査研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針：平成26年12月22日　平成29年2月28日一部改正　文部科学省・厚生労働省通知」に基づき、当協会研究倫理委員会において倫理審査を行い、公開要件に該当するものについて、当ホームページ上で公開するものです。

便中マーカー測定試薬の開発・改良に関する研究（共同研究）

大腸癌スクリーニング検査においては、免疫学的便潜血検査が一般に普及しています。
当協会では、栄研化学が開発・改良した免疫学的便潜血検査等の便中マーカー測定試薬について、 性能評価および異常反応起因物質等の解析を行い、その有用性を評価します。
また、新規マーカー開発の研究材料として便潜血検査の残余検体を使用いたします。
本研究では年齢・性別以外の個人情報はすべて取り除いた状態で残余検体を使用しますが 個人が特定されることはなく、受診者のプライバシーは守られます。
本研究結果を学会や医学雑誌で公表する場合も、同様に個人が特定されることはなく、 受診者のプライバシーは守られます。
残余検体の使用についてご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記連絡先までお申し出ください。
なお、その場合でも将来にわたって当協会における健診・検査等で不利益を被ることは全くございません。

研究期間：2023年11月24日～2026年12月31日

神戸市情報公開文書掲示先

特定保健指導初回支援の方法別の改善効果について
－完了型・結果説明型・事後型・分割型の比較－

当協会では、神戸市国民健康保険から特定保健指導の初回支援の方法として
①特定健康診査と、がん健診を同時に受診できるセット健診で、健診当日に初回支援を実施する方法（以降、完了型）、
②後日の結果説明会を勧奨し結果説明会に参加した対象者には初回支援（１回で完了）を行う方法（以降、結果説明型）、
③特定健診結果票を送付後、対象者に案内状を送付、申し込み者へ初回支援を実施する方法（以降、事後型）、
④特定健診当日に腹囲・血圧等から対象者を選定し、健診会場にて約15分の初回支援（1回目）を行い、結果票を送付後、あらためて電話で約10分の初回支援（2回目）を（以降、分割型）の4種類を実施しています。
初回支援の違いがどのように特定保健指導の効果に影響を及ぼすかを、①～④の初回支援と⑤特定保健指導を全く受けられていない方（無作為抽出）の5群に分け、指導介入前の特定健診結果等と次年度の特定健診結果等とで比較します。
本研究は、個人情報を全て取り除いた状態で行いますので、個人が特定されることはなく、プライバシーは守られます。本研究結果が学会や医学雑誌に公表される際にも、同様に個人が特定されることはなく受診者のプライバシーは守られます。活用されることを希望されない場合には、下記の連絡先までご連絡をお願い申し上げます。なお、本研究におけるデータ使用をお断りになられた場合でも、将来にわたって当協会における健診・検診・指導の面で不利益を被ることは全くございません。

研究期間：2022年9月16日～2025年3月31日

新型コロナウィルス流行前、流行中、終息後での体組成値、生活習慣、ストレスの変化についての疫学研究

2020年初頭からの新型コロナウィルス流行により、我が国では「新しい生活様式」が推奨され、国民は行動変容を余儀なくされています。本研究では、当協会が実施致しております特定健診もしくはストレスチェックを受診された方を対象に、新型コロナウィルス流行前（2017年4月～2020年3月）、新しい生活様式が推奨されている流行中(2020年4月～終息まで)、終息後（時期不明）の3期間において、体組成値、生活習慣およびストレスの程度の変化を統計学的に解析し、比較します。
本研究における解析は、個人情報を全て取り除いた状態で行いますので、個人が特定されることはなく、受診者の皆様のプライバシーは守られます。本研究結果が学会や医学雑誌に公表される際にも、同様に個人が特定されることはなく、受診者の皆様のプライバシーは守られます。
もし、ご自身の健診結果や問診内容、ストレスチェックの結果を、本研究に活用させて頂くことにご同意頂けません場合には、下記連絡先までご連絡をお願い申し上げます。
なお、本研究におけるデータの使用をお断りになられたとしましても、将来的に当協会における健診、検診、保健指導等全ての面におきまして不利益を被られますことは全くございません。

新型コロナウィルス流行前、流行中、終息後での体組成値、生活習慣、ストレスの変化についての疫学研究

わが国では2015年12月1日より職場におけるメンタルヘルス対策の一環として、ストレスチェック制度が開始されました。このことを受け、当協会でもストレスチェックの実施を開始いたしました。当協会では、ストレスチェックの結果と健康診断の結果とを結び付け、糖尿病発症と関連するストレス因子やストレス反応を探索することを目的とした研究を行っています。
本研究においては、過去の健康診断やストレスチェックの結果の統計解析を行いますが、個人情報をすべて取り除いた状態で行いますので、個人が特定されることはなく、受診者のプライバシーは守られます。本研究結果を学会や医学雑誌で公表する場合も、個人が特定されることはなく、受診者のプライバシーは守られます。もし、検査・解析所見を研究に活用されることを希望されない場合には、下記連絡先までご連絡をお願い申し上げます。なお、この調査におけるデータ使用をお断りになられた場合でも、将来にわたって当協会における健診、検診、指導の面で不利益を被ることはまったくありません。

研究期間：2017年4月1日～2025年3月31日