今年も郵送法による神戸市大腸がん検診が始まりました | 兵庫県予防医学協会のブログ

今年も郵送法による神戸市大腸がん検診が始まりました

大腸がんの早期発見には、便潜血検査2日法を年に1回必ず受けていただくこと(逐年受診)が重要です。
神戸市内在住の40歳以上の方を対象とした「神戸市大腸がん検診」では、採便した容器を集団健診会場にご持参いただく方法だけでなく、毎年11月~2月の間は郵送していただく方法(郵送法)も実施しています。
今年も郵送法による受付が開始し、当協会検査室には、毎日多くの検体が封書で届いています。
届いた封書を開け、検体と受診票を取り出します。
バーコードで検体と受診票を照合し、終わったら採便容器を分析装置にセットするため並べていきます。
1時間に140人分の検査ができる機械が4台あります。今日届いた検体は約2,000件ですが、ピーク時は1日に約4,000件届くので、4台の機会がフル稼働します。
受診の申し込みをいただいた方への採便した容器の発送の準備もどんどん進んでいます。
大腸がん検診の検査方法「便潜血検査2日法」は、専用のキットを用いて、便の表面をこすり取るだけのとても安全で簡単な検査です。
この検査は微量の出血の有無を調べる検査です。大腸がんやポリープがあっても出血していない場合や血液が便につかなかった場合などは、残念ながら発見できないこともあります。
今回は陰性だったからと言って油断せずに、毎年欠かさず受診すること(逐年受診)が大切です。
毎年受診することで発見率が高くなり、救命可能な状態で発見されます。
そして、2日間の便のうち1本でも陽性だった場合は、必ず全大腸内視鏡検査による精密検査を受けてください。
増加傾向にある大腸がんの早期発見のため、忘れずに大腸がん検診を毎年受診しましょう。

大腸がん検診のお申し込み
神戸市在住の方は、公益財団法人兵庫県予防医学協会 大腸がん検診係
TEL 078-856-2211 まで。
他の市町村在住の方は、お住まいの市町村担当窓口まで。

協会ブログ一覧に戻る

トップ