新年度の学校検尿で大忙しです
新学期が始まると、子どもたちの健康診断も始まります。
プールの授業が始まるまで(1学期中)に、様々な身体計測や健康診断を行いますが、その中のひとつ、学校検尿は腎臓病や糖尿病を早期に見つけるためのとても大切な検査です。
兵庫県予防医学協会では、年間38万人の子供たちの尿検査を行っています。
当会御影健診センターには、連日学校・園から提出された尿が運ばれてきて、検査に大忙しです。
提出いただいた尿は、個人袋から取り出し、検査用の容器に並べます。
尿検査試験紙で検査をしていきます。
試験紙に反応が出たら、試薬で反応させたり、再度反応時間を確認しながら判定をしていきます。
特に反応が高度に出た尿(高度陽性尿)は、直ちに尿を遠心分離し、尿中に含まれている細胞成分を顕微鏡で調べていきます。
本来は一度陽性の反応が出た場合は、後日に再度尿を提出していただき、連続的に陽性となった子どもたちを二次検診(医療機関等での診察・検査等)へ。そこで更に詳しく調べていただきます。
しかし、1回の検査で早めの治療が必要と判断した場合には、速報連絡を行い、通常の過程を省く場合もあります。
子どもたちの健康管理のため、検査スタッフは、日々頑張っています。