看護科より翼状針を使用した採血に関するご案内 | 兵庫県予防医学協会のブログ

看護科より翼状針を使用した採血に関するご案内

兵庫県予防医学協会では、従来から採血に使用しておりました「直針」を「翼状針(よくじょうしん)」に切り替え、人間ドックなどの施設健診や各市の市民健診の採血に使用しています。

翼状針
直針

翼状針を使用することで、
①針を刺す際や採血用試験管を変える際の痛みが少ない
②針が短く深く刺せないため、神経損傷などトラブルが起こりにくい
③針を刺した時にチューブ内に逆流する血液が確認できるため、採血のやり直しも起こりにくい
などのメリットがあります。

なお、スタッフ一同、採血時には細心の注意を払っておりますが、睡眠不足や体調不良、採血に対する恐怖心や緊張などから一過性の脳貧血を起こす方がまれにおられます。
健康診断は体調を整え、採血はリラックスして受けましょう。
不安なことがあれば、遠慮なくスタッフにお尋ねください。
また、採血後の採血個所の押さえ方が不十分だと内出血することがありますので、採血スタッフの指示どおりに、採血個所はもまずに5分間の圧迫止血を必ず行ってください。
血液検査は健診の中で痛みを伴う検査のひとつですが、身体のさまざまな状態を知ることができる精度の高い検査です。定期的に健康診断を受け、健康管理に役立ててください。

当会では採血後にワンタッチで針が収納できる安全機能付きの翼状針を使用し、採血スタッフの針刺し事故も予防しております。受診者の皆様だけでなく、スタッフにもメリットが大きい翼状針を使用することで、より安全で精度の高いサービスを心かげてまいります。

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