第551回土曜健康科学セミナーレポート | 兵庫県予防医学協会のブログ

第551回土曜健康科学セミナーレポート

5月12日(土)13時半から健康ライフプラザ5階で、第551回KOBE健康くらぶ土曜健康科学セミナーを開催いたしました。
今回のテーマは、「心とホルモンの密接な関係-幸せに生きるために大切なホルモンの知識」です。
講師は、神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌内科学 准教授 高橋 裕先生です。
 ホルモンは内分泌腺から分泌され、全身の機能を調節する。
成長や代謝、ストレス、怒りなど体と心を調節して生きていくうえで起こる様々なイベントに適応するための役割を担っている。
生物がストレスを生き延びるためには、副腎からアドレナリン、アンドロジェン、コルチゾールなどのホルモンが分泌される。
母性や人と人のつながりに大切なホルモンは、下垂体後葉から分泌されるオキシトシン。
健康で幸せに生きるためには、良いホルモンであるオキシトシンをたくさん分泌し、消耗するホルモンのコルチゾールやアドレナリンをできるだけださないこと。
そのためには、
・人との絆を大切にして、信頼できるパートナー、仲間をもつこと
・思いやりの気持ちを持つこと
・怒らないこと
・自分も他人も責めず大切にすること
・生きることに対して肯定的であること
・ストレスから逃げず立ち向かうこと
より良い生き方によって、良いホルモンを多く分泌し、周りの大切な人とともに健康、幸福な生活を目指しましょう。
会場からの質問に、丁寧にお答えいただきました。
次回は、6月9日(土)13時半から開催いたします。テーマは、「コレステロールのウソ・ホント」、講師は神戸大学大学院医学研究科 立証検査医学・循環器内科学 特命准教授 杜 隆嗣 氏です。

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