脊柱側わん症(せきちゅうそくわんしょう)検診について
兵庫県の脊柱側わん症検診体制の改訂により、あわせて兵庫県下で脊柱側わん症に対応する医療機関も変更されております。
当協会の「脊柱側わん症検診」ページをご確認ください。平成28年7月20日現在の情報を掲載しております。
脊柱側わん症(せきちゅうそくわんしょう)とは?
脊柱が横に曲がってしまう病気です。
脊柱(背骨)は、横から見ると前後に自然なS字カーブを描いていて(生理的湾曲)、正面から見るとまっすぐなのが正常です。
それが、何らかの原因により、正面から見た時に横に湾曲してしまうことを側弯症(側湾症・側彎症とも表記します。)といいいます。側弯症には、生まれつき骨の奇形などがある先天性側弯症、原因不明で成長期に急激に湾曲が進んでしまう特発性側弯症、事故などの外傷や姿勢の悪さなどが原因で起こる機能性側弯症があります。
体の中心である脊柱が曲がってしまうと、肋骨など骨格全体が歪み、腰や背中など体のいろいろな部分に不調が出ます。また、内臓にも悪い影響を与えます。
兵庫県の脊柱側わん症学校検診は、神戸大学医学部整形外科学教室および兵庫県立のじぎく療育センターをはじめとする神戸大学関連病院の協力で昭和54年より開始されました。この事業には当初より兵庫県予防医学協会が関与しております。これは昭和53年4月の学校保健法の改正に伴うものであります。そして後には兵庫医科大学整形外科学教室も加わり、神戸市、阪神間諸都市を中心に北部を除く兵庫県一円における小学校5、6年生と中学生1、2年生の児童生徒を対象として、現在まで広く実施されています。