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第536回土曜健康科学セミナーレポート

第536回土曜健康科学セミナーを、9月2日(土)13時半から健康ライフプラザ5階で、開催いたしました。


今回は、「下肢の血管病変を知る-閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤」と題し、神戸労災病院副院長・心臓血管外科部長 脇田 昇先生にご講演いただきました。

「血管は人と共に老いる」とは高名なウィリアム・オスラー博士の言葉ですが、加齢とともに起こる動脈硬化を防ぐことはできません。
下肢閉塞性動脈硬化症の発生頻度は年齢とともに高くなります。初期の段階では間歇性跛行(歩行などで下肢に負荷をかけると痛みやしびれなどが出るが、休息すると再び運動が可能になる)が症状としてみられます。初期の治療としては運動療法(歩くこと)をすすめます。
下肢静脈瘤は慢性のゆっくりした病気で、症状も軽く、急いで治療をする必要はありません。しかし、治療をしないと治りません。治療の対象は伏在型動脈瘤です。正確な診断には下肢静脈瘤の超音波検査(エコー検査)が必要です。症状がある人や立ち仕事が続く人は、状態を確認して、ぜひ治療をしましょう。

健康長寿の確保のためには、適切な運動が必要です。単なる血管の病変の治療だけでは生命予後は大きく改善しません。残りの人生をどのように過ごしたいかを考え、そのために必要な運動を心がけましょう。


たくさんの方にご参加をいただきました。ありがとうございました。

次回は、9月16日(土)13時半から開催いたします。テーマは、「知っておかないと怖いサイレントキラー、大動脈瘤の診断と治療」、講師は神戸市立医療センター中央市民病院 心臓血管外科部長 小山 忠明氏です。

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