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第563回土曜健康科学セミナーレポート

5月11日(土)13時半から健康ライフプラザ5階で、第563回KOBE健康くらぶ土曜健康科学セミナーを開催いたしました。
今回のテーマは、「オーラルフレイル対策で、イキイキ健康長寿を!」、講師は大阪歯科大学 口腔衛生学講座講師(非常勤) 安田 恵理子氏です。
「オーラルフレイル」とは、口腔機能(咀嚼力や嚥下能力など)の低下により、栄養状態や全身機能などが衰えていく(フレイル)ことを言います。
オーラルフレイルは健康と機能障害の中間を指し、早めに気づいて対処すれば、機能低下を防ぎ戻せる能性があります。滑舌の低下、食べこぼし、むせ、かめない食品が増える、口の中が乾燥し唾液が出にくいなどが、始まりのサインです。
これらに心当たりのある方は、口腔機能を鍛えるように咀嚼に関わる顔の筋肉を動かす口の体操や、唾液腺マッサージなどを行いましょう。
また、噛むことは、唾液の分泌を促し口腔内をよい状態に保つほか、肥満予防や味覚の発達、全身の体力向上につながります。
さらに、定期的に歯や口の健康状態をかかりつけの歯科医師に診てもらうことが非常に重要です。
何歳からでも遅くないので、できることからオーラルフレイル対策を始めてみましょう。
次回は、6月14日(土)13時半から開催いたします。テーマは、「加齢による難聴の傾向と対策」、講師は神戸市立医療センター中央市民病院 副院長・耳鼻咽喉科部長 内藤 泰氏です。

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