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第553回土曜健康科学セミナーレポート

7月14日(土)13時半から健康ライフプラザ5階で、第553回KOBE健康くらぶ土曜健康科学セミナーを開催いたしました。
今回のテーマは、「人生を楽しむコツ-呼吸器内科医からの提言」です。
講師は、市立吹田市民病院 呼吸器アレルギー内科部長 辻 文生先生です。
辻先生は、呼吸器内科医以外にも日本ノルデック・ウオーク学会の役員や一般財団法人日本尊厳死協会関西支部おおさか会長など、多方面でご活躍中です。
今回は、肺の生活習慣病とも呼ばれている慢性閉塞性肺疾患(COPD)と、両手にポールを持ち地面を突きながら歩くスポーツ「ノルデック・ウオーキング」、さらには尊厳死についてと盛りだくさんにお話をいただきました。
COPDは、たばこの煙など有害物質を長期に吸入することで肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。階段や坂道を上がると、息切れを感じたりします。 辻先生は、医療機関などでスパイロメータという計測器を使って肺機能測定を行って、ご自分の肺年齢や肺機能を調べることを勧めておられます。
また、COPDをはじめとする慢性呼吸器不全、糖尿病、心臓疾患など各種疾患に対する医学的効果が明らかになり、リハビリテーションに取り入れられているノルデック・ウオーキングをご紹介いただきました。
最後に、尊厳死について、安楽死と尊厳死の違いについてご説明いただき、「普段から死をイメージして、終末期医療について家族や周りの方たちと話し合い、意思表示をしておくこと」を先生が経験した症例をあげてお話しいただきました。
外出をためらうような暑い日にもかかわらず、今回もたくさんの方にご参加いただきました。
次回は、8月25日(土)13時半から開催いたします。テーマは、「加齢による目の病気」、講師は神戸市立医療センター西市民病院 眼科部長 石田 和寛 氏です。

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