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第506回土曜健康科学セミナーレポート

6月11日(土)13時半から第506回となる土曜健康科学セミナーを開催いたしました。

今回のセミナーは、兵庫医科大学炎症性腸疾患内科講師 樋田信幸先生にお越しいただき、「大腸がん検診を受けよう!」と題しご講演いただきました。
※樋田先生についてはこちら(兵庫医科大学ホームページ)

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大腸がんは罹患率が年々増加しており、2013年の日本における部位別がん死亡数で、男性3位、女性1位です。しかし、比較的性質のおとなしいがんで、成長がおそく転移も少ないため、早期に発見すれば生存率はとても高いがんです。
大腸がんは、早期には症状が出ないため、早期がんの6割は検診で見つかっています。
検診は、便潜血検査2日法という2日間の便をとって、それらに血液が含まれているかを調べる検査です。

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2日のうちどちらかが陽性、または2日ともに陽性であった場合は、精密検査(全大腸内視鏡検査)を受ける必要があります。
大腸がん検診は、がんを1度で見つけられない場合もあり、毎年受けることが重要です。

一度の検査でがんを見つけられない場合もありますが、毎年受診していれば、3/4の方は救命可能な段階で発見できます。

この機会に、大腸がん検診を受けましょう(神戸市大腸がん検診のご予約は、神戸市ホームページ「大腸がん検診」にて、ご確認のうえ、お申し込み・お問合せください)。

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次回第507回は、6月25日(土)13時半から開催いたします。テーマは、「乳がんの最新治療」、講師は西神戸医療センター 乳腺外科部長 奥野敏隆氏です。

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