結核検診
集団で生活をする学校は感染症が蔓延しやすい環境と言えます。 日本は依然として結核の中蔓延国で、学校における結核対策とは、罹患した場合に健康上および教育上に多大な影響を与える結核から児童生徒等を守ることを目的としています。
当協会では、兵庫県内の市町教育委員会、独立行政法人、学校法人などからの委託を受け、学校保健安全法に基づく結核検診(胸部X線)を実施しています。
小学校、中学校の児童・生徒
2003(平成15)年4月の学校保健法施行規則改正により、それまで実施されていたツベルクリン反応検査が廃止され、結核の早期発見・早期治療の機会を確保するため、全学年において問診が行われるようになりました。
なお、結核の高蔓延国での6カ月以上の居住歴がある児童・生徒は、入学時または転入時の1回、胸部X線検査等の精密検査の対象となります。
高等学校、高等専門学校、大学などの生徒・学生
2005(平成17)年4月の学校保健法施行規則の改正で、胸部X線検査を第一学年のみ実施することになっています。